独りごちる

本、映画などについて。

緊急告知


明日、5月29日(日)
興正寺自然公園にて青空読書を行います。

休日にゆるーっと、本を読んでもらえれば。
とくに進行や持ち物、参加費はありません。

単純に外で読書をするだけで、本の貸し出しも行います。

時間はお昼頃から夕方くらいまで。
ぜひお越しくださいねー。

また、詳細はTwitterにて流します。
アカウントはこちらになります。
@meg_kaz

サン・ジョルディの日

皆さんご存知でしょうか?

 
もう、過ぎてしまいましたが毎年4月23日はサン・ジョルディの日と言います。
これはスペイン発祥のもので、この日には大切な人に
本とバラを一輪、プレゼントするというものです。
 
大切な人というのは、なにも恋人だけではなく、親友や家族にもプレゼントが交わされます。
日本にはまだまだ根付いていない文化ですが、素敵ですよね。
ちなみに、ユネスコもこの日を「世界本の日」にしています。
 
普段は本をプレゼントする機会なんてあまりないかと思いますが、これを機にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
 

  

でも、プレゼントする本を選ぶのは難しい!

 
本をいざ、プレゼントするとなると相手の趣味・趣向などを知らないと難しいですよね。
しかも、その本を持っている可能性もあります。
 
そこで、過去に私がプレゼントしたものも含めていくつかプレゼント向けの本をご紹介します。
 
 
装丁で選ぶ
①「胞子文学名作選」
きのこを主題とした文学をまとめた1冊。
たびたび小さなブームとなる「きのこ」。
その小さな姿は愛らしいものですが、わざわざ自分で買うことは少ないかと思います。
 
また、この本は装丁がとても素敵です。
表紙は胞子の形に穴が空いていたり、本文ページも作品ごとに紙が変えられていたりと随所にこだわりが満載です。
なかでも、本文の配置が多岐に渡っているのが個人的にはオススメです。
胞子文学名作選

胞子文学名作選

 

 

 
 
いわずと知れた名作文学を飛び出す絵本にしたものです。
この飛び出し方が、他のものと比べるとはるかに豪華なんです!
かなり立体的な作りとなっており、子どもはもちろん。
大人も十分に楽しめるものとなっています。
不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

 

 

 
 
内容で選ぶ
①「自殺うさぎの本」
一時期、ヴィレッジヴァンガードさんなどで有名になった「自殺うさぎ」シリーズもおすすめです。
死にたがりなうさぎたちが、ありとあらえる方法で自殺しようとする姿がシュールでとても面白いんです。
もちろん、グロさはなく、可愛らしいタッチで描かれています。
自殺うさぎの本

自殺うさぎの本

 

 

 
②「注文の多い注文書」
本のあらゆる可能性を発掘する装丁ユニット「クラフト・エヴィング商會」さんの著作です。
内容は探し物を求める注文書と、それをお客様に届けるときの納品書、受領書が度々交換されていくというもの。
注文物は実在はしないが、本当にありそうなものばかりでそそられます。
 
本好きな人にファンが多く、以前この新刊が出た頃に京都・のきさき市で古本屋出店したときも即売でしたよ。
注文の多い注文書 (単行本)

注文の多い注文書 (単行本)

 

 

 
アート系から選ぶ
①「パリ・ドアノー」
フランスの写真家である、ロベール・ドアノーの写真集です。
写真集を買う機会もあまりないと思うので、プレゼントに最適です。
ドアノー作品はモノクロ写真も多く、おしゃれなパリの歴史を辿るのにもいいですね。
パリ・ドアノー―ロベール・ドアノー写真集

パリ・ドアノー―ロベール・ドアノー写真集

 

 

 
 
こちらも有名な童話ですが、今回選んだのは切り絵作家の藤城清治さんの作品です。
藤城さんは各地で展覧会も催される有名な方で、一度は作品を見たことがあるのではないでしょうか?
綺麗で幻想的な絵はプレゼントで喜ばれること間違いなし! 
セロ弾きのゴーシュ

セロ弾きのゴーシュ

 

 

 
 
その他
①「文鳥文庫」シリーズ
1冊10分ほどで読める名作文学をセット販売しております。
なかなか本を読める時間が作れない方、
古典文学に興味があるが、抵抗がある方などにおすすめです。
装丁もシンプルで可愛らしいので、おすすめですよ。
 
 
いかがでしょうか?
本をプレゼントする楽しみを、少しでも伝えられればと思います。

文庫本作成中

最近、休日は終始文庫本作りに励んでおります。

青空文庫さんから、本文を拝借して、自宅で印刷・製本を試みている次第です。
いろいろなブログさんなどを覗かせて頂いているのですが、これがまたなかなか上手くいきません。

簡単に手順を整理していくと。

①Wordでデータ作成
②奇数ページを1ページずつA4用紙に4部分を印刷
③その裏に偶数ページを印刷
④ボンドで背がための後にグルーガンなどで補強

上記のような形なのですが、現在③で止まっています。

先に進めない理由は、レーザープリンタで片面印刷すると用紙が曲がってしまい、裏面に印刷する際にプリンタ内で巻き込んでしまうこと。
なかなかこれが解決しない状況です。


とりあえず、現段階では
①重しで反りを戻す
②そもそも用紙を違うものに変える
の2つを試そうかと考え中。

また、作業状況をお伝えする予定ですが、どなたかご指導いただけると非常に助かります。笑f:id:kazbooks:20160425020700j:image

読書エントリーNO.2「読書教育ーーフランスの活気ある現場から」

最近ハマっている電子書籍から1冊ご紹介します。

 
本書は文化新興国であるフランスで実際に行われている、読書教育について記述されたものになります。
 
主な内容としては、子どもに本を読んでもらうにはどうするのか?
この一点につきます。
 
子どもらに本を読んでもらうための活動を「アニマシオン」というらしいのですが、本書にはそれはもう、素晴らしい内容が列挙されています。
 
・高校生ゴンクール
・クロノス賞
・アンコリュプティブル賞
 
この3つの賞はどれも、フランスの学生たちが決める文学賞です。
特に、「ゴンクール賞」という名目は日本でいうところの「芥川賞」のようなもので、とても大きなものとなっています。
 
子どもたちを活気づかせる1番の理由は賞の知名度と責任感。
賞の発表や、授賞式、著者との話し合いの場など、社会と関わる充足感がとても大きな部分かと思います。
 
 
しかし、この本を読んでいてとても感心させられたのは司書教諭さんらの働きです。
何から何まで、賞の取り仕切りは専門の方がおられるのですが、司書教諭や教育関係者の協力度合いがとてつもないです。
文化を大切にし続けている国だからこそのなのかもしれませんが、日本でもこのような熱意溢れる人がたくさんいるとまた、変わってくるのではないでしょうか?
 
 
私自身もこの本で知った「アニマシオン」を実践していければと思います。
今、計画中の書店を実際に作る事が出来たのなら、店名も「アニマシオン」に。
商品も児童書や興味を引き立てるものに、アニマシオン賞を作っていきたいところです。

 

読書教育―フランスの活気ある現場から

読書教育―フランスの活気ある現場から

 

 

床貼りしてみた。

先日、お伝えしていた「床貼り」ですが。

かなり前になりますが行ってきました。
 
 
今回の床貼りは
「ナリワイをつくる」で有名な伊藤洋志さんが主催で、
長野県にある、とあるゲストハウスの改修工事にお邪魔してきました。
ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

 

 

 
 
本来は1泊2日のワークショップですが、今回は仕事の都合で2日目のみの参加です。
1日目は、床に敷いていたカーペットなどを剥がす作業からしていたようで、大事なところを見逃しています。。
 
私が到着した2日目は、途中まで張った床の続きと、最後の半端な幅をいかに埋めていくのかということが課題でした。
普段はDIYなど、全くしていないので知識はほぼゼロでのスタートです。
 
 
まずは、伊藤さんより諸々の説明がありスタート!
実際、行う作業を簡単に説明すると。
 
①床幅の採寸(巻尺)
→実際に細かく見てみると、床幅は同じ部屋でも微妙に傾いています。
    板一枚分ずつ、正確に測ることで部屋の隅の隙間がなくなります。
 
②板の裁断(電動ノコギリ、さしがね、えんぴつ)
→先ほど測った長さをえんぴつで木材に印をつけて、裁断。
    伊藤さんの電動ノコギリをお借りしましたが、ただ切るだけなので簡単でした。
    でも、大工さんたちでも指を切ってしまうことも多いようなので、安全第一!
 
③床貼り(げんのう、釘、釘〆、バール)
→裁断したを床にはめていきます。隣の板と噛み合わせて、まずはきちんとはまるように、げんのうで板を寄せていきます。
   その後は、手をパーに開いた程度の感覚で釘を打ち込んでいきます。この、打ち込み作業が個人的には非常に難しく、1日ではマスターできませんでした。
釘の平らなところを垂直に打ち込む必要があるのですが、げんのうの重さを利用して行わないとすぐに釘が曲がってしまい、板が割れてしまいます。失敗したら、バールを使ってやり直しです。
 
以上3つが基本工程となるのですが、これがまた意外と時間がかかります。
10畳ぐらいの部屋ひとつで、丸1日分は使いました。
 
また、これだけでなく、ガスの元栓や部屋の端っこでは中途半端な幅になるため、木材にさらなる加工が必要となります。
方法としては、加工したい形を採寸・裁断するだけなのですが、これがまた手間なのです。
木材は、繊維の方向に逆らうとすぐに割れてしまいます。
一方、細かな加工を行うには硬いためにノミやノコギリなどで慎重に行っていきます。

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四苦八苦しながらも、夕方には完成!
伊藤さん、ありがとうございました。
 
 
 
ちなみに使った道具はこちらになります。
・げんのう
・釘〆
・えんぴつ
・さしがね
・釘
・バール
・電動ノコギリ(丸型)
・床板用木材
 
少し思ったのは、げんのうを使わずに電動ドリルでするのはどうなのかということ。
げんのうを使うと体力は使いますし、失敗も多くなるのでまた機会がある時には試してみたいところです。

理想の暮らしを考えてみる。

地元の京都で平屋を購入して、暮らしたい。

そんな風に思い出したのは、就職してからすぐのこと。
なんとなく就職したものの、生活の消費感と自分がやりたいことも明確にならず、京都への郷愁ばかりが溢れてきました。


実際に京都の平屋で暮らすにはどうすればいいのか?

手段はいくつかありますが、貯金も少なく、特殊な技術も持たないニート予備軍の自分にとってお金は最低限にしていきたいところ。
そこで、現在考えているのは「中古物件」の購入とリノベーションである。

とりあえず、ネットで簡単に探したところ
中古で探すと800万円程度で買える物件も少なくないようです。
これに加えてリノベーション費用もかかってくるのですが、
・床貼り
・壁紙
に関しては自分で行い、キッチン・バス・トイレの水回りに関しては業者にお願いしたいと考えています。

これがおよそ500万程度でしょうか?

そうがくでおよそ1300万円ほど。
いくら安いといっても、なかなかのお値段ですよね笑

 

  

お金はどうするのか?

 

居住地を変えるとなると、それに伴い転職も必要となります。
私の場合は田舎のようなところで、現職で得たスキルをもとに学習塾(寺子屋的な)と中古書店を自宅で行えればと考えていますが、それだけで食べていけるとは思っていません。

地方になればそもそもお客様がいませんし、教育熱もやはり下がりますから。

そこで大切なのは副収入と生活費削減です。

まず、生活費は以下の要項で削減を予定
・農作物の栽培、育成
→かねてより、植物を育てかったので簡単なものから家庭菜園をはじめる。
ネギ、ナス、プチトマト、キュウリの中から一つずつ試していく。

・自炊を増やす
→現段階で作れるのはカレー、親子丼、炒飯、肉野菜炒め、しゃぶしゃぶ、生姜焼き、豆腐ステーキ
これぐらいなので、レパートリーを増やす。もちろん料理そのものも楽しみながら。


次に、副収入は以下のものを考えています。

・ブログアフェリエイト
→そもそも、当ブログを開設したのも下準備、お試しが動機
ただ、収入にも限界はあるので月2万円ほど稼げれば十分。
アフェリエイト収入はすべてAmazonでの買い物を予定している。

・ネット販売
→農作物の販売、zineの販売
どちらも今はまだ完成品がない状況です。
zineについては制作環境が整えれば、すぐに出来るので現状の金銭的余裕がある内に実験してみる。

・株、株主優待
→現在、イオン株のみ保持。
優待カードは来月あたりに来る予定。理想の暮らしになると使用頻度は少なくなるが、持っていて
損はないため継続して保持します。
また、他にもお米を貰える優待やダイドーなどの飲料系も購入予定。
あくまで、「貯金のついでに貰う」ことを前提としているため大きな売買は行いません。
年間で元金の15%利益を見込めれば上出来。
ちなみに今年から株をはじめたが、現状は+1935円(+1.1%)でまだまだ。

 

桐谷さんが教えるはじめての株主優待

桐谷さんが教えるはじめての株主優待

 

 

私の計画はまだこれだけで随分と甘々です。

考えるだけでなく実行することをまずしていかねば。


DIYなんて出来るの?


お金の問題を簡単にするために必要なDIY
巷では人気だと聞きますが、何気にハードル高いですよね。

かくいう私もやったことはありません。笑

少しずつ道具を買いそろえたりはしているものの、時間と手間を考えると結局実行できていないんですよね。

そこで、「床貼り体験」してきます。

ナリワイ主催の伊藤洋志さんが行っている「全国床貼り協会」の床貼りに参加します。
もう、本当に不安しかありませんが少し自分を追い込みにいきます。

また、事後報告をする予定なのでお楽しみに。

 

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

 

 

 

「ピカソ、天才の秘密」展に行ってきた

先日、愛知県立美術館で開催中の「ピカソ、天才の秘密」展に行きました。

 
個人的にはマルセル・デュシャンロベール・ドアノーが好きで、ピカソは2人とキュビズム繋がりだったり、友人繋がりだったりするのでふらーっと行ってきた次第です。
 
 
f:id:kazbooks:20160310082745j:image
 
 
ピカソの人生を辿る
 
この展覧会では天才、ピカソの人生を作品と辿るという形で、正直キュビズムピカソしか知らない私にとって新鮮なものでした。
 
よく、彼は「デッサンが素晴らしいのに、崩して再構築したのがすごい」などと聞きますが、その理由がようやくわかりました。
 
ピカソが12歳ごろに製作した石膏像のデッサンが入場して、すぐに展示されているのですが、これがまたすごい。
とても幼い年齢で書いたとは思えないのです。
 
私は絵は描けないので、技術的なことは細かく分かりませんが、めちゃくちゃリアルティがありませんか?
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印象的な色使い

 
ピカソには「青の時代」・「ばら色の時代」と、その時によって中心とした色が存在することがあります。
もちろん、青には陰鬱なイメージ、ばら色には華やかなイメージがありますが、まさにこの色がピカソの心情や考えを表しているんですよね。
 
画家、というとどこか生真面目な様子を思い浮かべますが、彼も普通の人だと再認識できました。
キュビズムだけでなく大胆な色使いの作品は彼の魅力のひとつですね。

 

 

もっと知りたいピカソ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいピカソ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

 

 

 
美術館は未知の宝庫。
休日、お出かけ先に迷っているようなら一度、訪れてみてはどうでしょうか?
 
 
しかし、1番驚いたのは中学生の多くはピカソの名前は知っていても、「ゲルニカ」や「泣く女」も知らないとは…。
まだまだ市民権を得ていないようで、残念…。