独りごちる

本、映画などについて。

サン・ジョルディの日

皆さんご存知でしょうか?

 
もう、過ぎてしまいましたが毎年4月23日はサン・ジョルディの日と言います。
これはスペイン発祥のもので、この日には大切な人に
本とバラを一輪、プレゼントするというものです。
 
大切な人というのは、なにも恋人だけではなく、親友や家族にもプレゼントが交わされます。
日本にはまだまだ根付いていない文化ですが、素敵ですよね。
ちなみに、ユネスコもこの日を「世界本の日」にしています。
 
普段は本をプレゼントする機会なんてあまりないかと思いますが、これを機にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
 

  

でも、プレゼントする本を選ぶのは難しい!

 
本をいざ、プレゼントするとなると相手の趣味・趣向などを知らないと難しいですよね。
しかも、その本を持っている可能性もあります。
 
そこで、過去に私がプレゼントしたものも含めていくつかプレゼント向けの本をご紹介します。
 
 
装丁で選ぶ
①「胞子文学名作選」
きのこを主題とした文学をまとめた1冊。
たびたび小さなブームとなる「きのこ」。
その小さな姿は愛らしいものですが、わざわざ自分で買うことは少ないかと思います。
 
また、この本は装丁がとても素敵です。
表紙は胞子の形に穴が空いていたり、本文ページも作品ごとに紙が変えられていたりと随所にこだわりが満載です。
なかでも、本文の配置が多岐に渡っているのが個人的にはオススメです。
胞子文学名作選

胞子文学名作選

 

 

 
 
いわずと知れた名作文学を飛び出す絵本にしたものです。
この飛び出し方が、他のものと比べるとはるかに豪華なんです!
かなり立体的な作りとなっており、子どもはもちろん。
大人も十分に楽しめるものとなっています。
不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

 

 

 
 
内容で選ぶ
①「自殺うさぎの本」
一時期、ヴィレッジヴァンガードさんなどで有名になった「自殺うさぎ」シリーズもおすすめです。
死にたがりなうさぎたちが、ありとあらえる方法で自殺しようとする姿がシュールでとても面白いんです。
もちろん、グロさはなく、可愛らしいタッチで描かれています。
自殺うさぎの本

自殺うさぎの本

 

 

 
②「注文の多い注文書」
本のあらゆる可能性を発掘する装丁ユニット「クラフト・エヴィング商會」さんの著作です。
内容は探し物を求める注文書と、それをお客様に届けるときの納品書、受領書が度々交換されていくというもの。
注文物は実在はしないが、本当にありそうなものばかりでそそられます。
 
本好きな人にファンが多く、以前この新刊が出た頃に京都・のきさき市で古本屋出店したときも即売でしたよ。
注文の多い注文書 (単行本)

注文の多い注文書 (単行本)

 

 

 
アート系から選ぶ
①「パリ・ドアノー」
フランスの写真家である、ロベール・ドアノーの写真集です。
写真集を買う機会もあまりないと思うので、プレゼントに最適です。
ドアノー作品はモノクロ写真も多く、おしゃれなパリの歴史を辿るのにもいいですね。
パリ・ドアノー―ロベール・ドアノー写真集

パリ・ドアノー―ロベール・ドアノー写真集

 

 

 
 
こちらも有名な童話ですが、今回選んだのは切り絵作家の藤城清治さんの作品です。
藤城さんは各地で展覧会も催される有名な方で、一度は作品を見たことがあるのではないでしょうか?
綺麗で幻想的な絵はプレゼントで喜ばれること間違いなし! 
セロ弾きのゴーシュ

セロ弾きのゴーシュ

 

 

 
 
その他
①「文鳥文庫」シリーズ
1冊10分ほどで読める名作文学をセット販売しております。
なかなか本を読める時間が作れない方、
古典文学に興味があるが、抵抗がある方などにおすすめです。
装丁もシンプルで可愛らしいので、おすすめですよ。
 
 
いかがでしょうか?
本をプレゼントする楽しみを、少しでも伝えられればと思います。