独りごちる

本、映画などについて。

床貼りしてみた。

先日、お伝えしていた「床貼り」ですが。

かなり前になりますが行ってきました。
 
 
今回の床貼りは
「ナリワイをつくる」で有名な伊藤洋志さんが主催で、
長野県にある、とあるゲストハウスの改修工事にお邪魔してきました。
ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

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本来は1泊2日のワークショップですが、今回は仕事の都合で2日目のみの参加です。
1日目は、床に敷いていたカーペットなどを剥がす作業からしていたようで、大事なところを見逃しています。。
 
私が到着した2日目は、途中まで張った床の続きと、最後の半端な幅をいかに埋めていくのかということが課題でした。
普段はDIYなど、全くしていないので知識はほぼゼロでのスタートです。
 
 
まずは、伊藤さんより諸々の説明がありスタート!
実際、行う作業を簡単に説明すると。
 
①床幅の採寸(巻尺)
→実際に細かく見てみると、床幅は同じ部屋でも微妙に傾いています。
    板一枚分ずつ、正確に測ることで部屋の隅の隙間がなくなります。
 
②板の裁断(電動ノコギリ、さしがね、えんぴつ)
→先ほど測った長さをえんぴつで木材に印をつけて、裁断。
    伊藤さんの電動ノコギリをお借りしましたが、ただ切るだけなので簡単でした。
    でも、大工さんたちでも指を切ってしまうことも多いようなので、安全第一!
 
③床貼り(げんのう、釘、釘〆、バール)
→裁断したを床にはめていきます。隣の板と噛み合わせて、まずはきちんとはまるように、げんのうで板を寄せていきます。
   その後は、手をパーに開いた程度の感覚で釘を打ち込んでいきます。この、打ち込み作業が個人的には非常に難しく、1日ではマスターできませんでした。
釘の平らなところを垂直に打ち込む必要があるのですが、げんのうの重さを利用して行わないとすぐに釘が曲がってしまい、板が割れてしまいます。失敗したら、バールを使ってやり直しです。
 
以上3つが基本工程となるのですが、これがまた意外と時間がかかります。
10畳ぐらいの部屋ひとつで、丸1日分は使いました。
 
また、これだけでなく、ガスの元栓や部屋の端っこでは中途半端な幅になるため、木材にさらなる加工が必要となります。
方法としては、加工したい形を採寸・裁断するだけなのですが、これがまた手間なのです。
木材は、繊維の方向に逆らうとすぐに割れてしまいます。
一方、細かな加工を行うには硬いためにノミやノコギリなどで慎重に行っていきます。

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四苦八苦しながらも、夕方には完成!
伊藤さん、ありがとうございました。
 
 
 
ちなみに使った道具はこちらになります。
・げんのう
・釘〆
・えんぴつ
・さしがね
・釘
・バール
・電動ノコギリ(丸型)
・床板用木材
 
少し思ったのは、げんのうを使わずに電動ドリルでするのはどうなのかということ。
げんのうを使うと体力は使いますし、失敗も多くなるのでまた機会がある時には試してみたいところです。